Cabinzero military 44L 軽量＆大容量で機内持ち込み可能 海外旅行におすすめなバックパックレビュー

長期の旅行の荷物を、一つの機内持ち込みバッグで完結させたい。

この目標を達成するために設計されたのが、Cabinzero military 44

このモデルの最大の特長は、1050gの軽量さと、1000Dナイロン採用のミリタリー級の耐久性。特に、Classicで不満が多かった「背負い心地」を大幅に改善する厚手の背面パネルとウエストベルトを搭載し、長期旅行でも快適に背負える設計へと進化しました。

本記事では、Cabinzero military 44の特徴、機能、実際に使ってみた感想、他の人気バックパックとの比較などを詳しくご紹介します。

Cabinzeroとは

Cabinzeroは、2012年にイギリスで設立されたバックパックブランド

創業者ニール・ヴァーデン氏は、世界中を旅した熱心なバックパッカーとしての実体験に基づき、機内に持ち込めるサイズと軽さ、そして耐久性を両立させるコンセプトで製品を開発。

特にLCCの制限に適合する設計と、10年保証を付帯することで、旅の不安を解消するブランドとして世界中のトラベラーから支持されている。

旅の経験から生まれた革新的なアイデア

• 荷物の制限
  航空会社の厳しい機内持ち込みサイズ制限に、いつも頭を悩ませていました。
• かさばる荷物
  長旅に必要な荷物をすべて詰め込める、軽量で機能的なバックパックが見つかりませんでした。
• 使いにくいリュック
  背負い心地が悪く、長時間の移動で肩や腰に負担がかかっていました。

これらの問題を解決したいという強い思いから、ニールは自らバックパックの開発に乗り出すことを決意しました。そして2012年にCabinzeroが誕生しました。

CABINZERO 意味は

CABIN SIZED機内持ち込みサイズ

+

ZERO HASSLEめんどくさい事ゼロ

Cabinzero military 44Lの特徴

【スペック】

項目	詳細	旅でのメリット
容量	44L	1週間～1ヶ月程度の長期旅行の荷物を十分収納可能。
重量	約1050g	競合製品より軽量で、機内持ち込みの厳しい重量制限（7kg～10kg）に余裕を持てる。
サイズ	縦52cm × 幅36cm × 奥行19cm	合計107cm。多くの航空会社のエコノミークラスの機内持ち込みサイズ（合計115cm以内）に対応。
素材	1000デニール ナイロン	軍用グレードの耐久性。摩擦や引き裂きに極めて強く、空港での雑な扱いや長期使用にも耐える。
ジッパー	ロッカブルジッパー（メイン収納）	鍵で施錠可能。盗難防止機能で旅の安心感を高める。
保証	10年間	製品品質への自信。長く安心して使用できる。

機内持ち込みサイズ

一般的にエコノミークラスの場合、機内持ち込み手荷物は、縦＋幅＋奥行きの合計が115cm以内となっています。

重量制限は一般的には7kgですが、5kgや10kgなど、会社によって様々。

115㎝以内ならどんな形状でもOKというわけではなく、航空会社ごとにそれぞれ寸法の最大サイズも定められています。

※参考例

Cabinzero military 44Lは、縦52cm、幅36cm、奥行き19cm、合計107cmなので、多くの航空会社の機内持ち込み可能なサイズ。

以下に、日本発およびアジアの主要航空会社の機内持ち込みのサイズ制限を統合した表を示します

※航空会社によって細かい制限や規定が異なる場合がありますので、実際の旅行前に各航空会社の公式ウェブサイトやご予約時の案内をご確認ください。以上の情報は一般的な目安としてご参考ください。

Cabinzero Classicとmilitaryの違い

最初に購入したCabinzero Classic 44Lは、正直なところ背負い心地がイマイチだったので、返品しました。

その後、試してみたCabinzero Military 44Lは、機内持ち込みサイズに対応していて、下のポイントをしっかりクリアしてくれました。

• 軽量で収納力は高いか？
• 強靭な素材で耐久性があるか？
• 7-10kg程度の荷物を背負ってストレスが少ないか？
• 柔らかい背面パネルで快適な背負い心地か？
• ウエストベルトで荷重を分散できるか？

以下は、CabinZero Classic 44LとCabinZero Military 44Lの主な違いを比較した表です。

項目	CabinZero Classic 44L	CabinZero Military 44L
寸法	高さ: 約51cm、幅: 約37cm、奥行: 約20cm	高さ: 約52cm、幅: 約36cm、奥行: 約19cm
重量	約760g	約1050g
容量	44L	44L
素材	600デニールポリエステル	1000デニールナイロン
防水性	無し	無し
ハンドル	トップとサイドの持ち手	パッド入りのトップとサイドの持ち手
背面クッション	ほぼ無し	通気性メッシュ + 厚めのクッションパネル
ショルダーハーネス	標準仕様	ミリタリーグレードの丈夫なハーネス
チェストストラップ	無し	有り
ウエストベルト	無し	有り
カラー展開	豊富	ブラック、ネイビー、カーキ、他
価格	約10,000円～	約18,000円～
耐久性	都市観光使用向き	ミリタリー仕様、長期旅行や過酷な環境向き

重さは 約300gの差です。

• Classic 44L(約760g)
• military 44L(約1050g)

その分背負い心地と耐久性はmilitaryが優れています。

カラーバリエーションはClassicの方が豊富。

どちらを選ぶかは、用途や好みに応じて検討すると良いでしょう！

背負い心地の違い – 長旅も快適に

個人的な体感では、Classicは荷物が軽ければ問題ないのですが、背面クッションやウエストベルトがないため、8kg程度の荷物でも1時間程度で背負っていて辛くなりました。

Cabinzero Classic

militaryは、背面クッションと調整ストラップがあるので長時間の背負いでもストレスが少なく快適。

Cabinzero military

徒歩移動が1時間を超える旅や、荷物総重量が7kgを超える場合はmilitaryが適しています。

価格と価値 – 少しの投資で手に入る安心感

militaryは、Classic のおよそ2倍の価格帯ですが、耐久性と機能性を考えれば、十分に納得できる一品。

価格差の理由は、300gの重量増と引き換えに、

1. 背面パッド
2. 耐久性の高い生地
3. チェスト/ウエストベルト

という3つの快適機能を獲得しているためです。

背負い心地の快適さ、耐久性の高い素材は、長期の海外旅行でも心強い味方になるはず。

最大の魅力は、機内持ち込み可能なサイズでありながら、しっかりと44Lの大容量を確保している点です。

軽量で機能的、シンプルなデザイン

「必要な機能だけを残した」ミニマルな設計のデザインは、まさに「シンプルイズベスト」

さらに、生地は強靭なミリタリー素材なので、長く使えるバッグとして、多くの旅人から支持されている理由も頷けます。

大容量で、必要な荷物をすべて収納できる

44Lという広々とした容量は、旅行やアウトドアでの持ち物をしっかりと収納でき、必要なアイテムを一つのバッグにまとめることで、より快適な移動が可能。

さらに、軽くて丈夫な素材を使っているので、どんな環境でも安心して使える信頼感があります。

バッグを選ぶとき、デザインも大事ですが、本当に収納量を重視するなら「四角い形」に注目してください。丸みのあるバッグは、見た目以上にデッドスペースが多く、特にノートPCや書類など角ばった物を入れると無駄な空間が生まれがちです。

その点、四角いバッグは、内部のデッドスペースを最小限に抑え、荷物を効率よくきっちり収められます。リットル表示が同じでも、見た目以上の実用的な収納力を発揮します。

メイン収納

中心となる収納スペースは大きく開いて、荷物の出し入れがラクラク

カバーの裏に2種類のポケットが縦並びに付いている。

PCスリーブは１７インチまでとなっていますが、まだ余裕があります。パッドの厚さは薄目なのでケースにいれるのをおすすめします。

44Lって、めちゃくちゃ大きいですよね。

自分の場合は海外旅行１か月分の荷物を入れても、まだ余裕がありました。

フロントポケット

書類やウインドブレーカー等、厚みの無い物を入れられる大き目のポケット。16インチのノートパソコンが入るサイズ。

サイドポケット

片側にポケットがあり、飲み物や折りたたみ傘などを収納できます。

調整可能なストラップ類で、快適な背負い心地

Cabinzero military 44には、調整機能が備わってるので、荷物の量やシーンに応じて、背中にしっかりフィットさせることができる。

ストラップの長さを適切に調整することで、荷物の安定感が高まり、さらに背負いやすくなる。

ショルダーストラップ

ウエストベルトとチェストストラップ

ウエストベルトは締めることで肩への負荷を分散させる。小さめだがかなり効果を感じます。

チェストベルトは移動時の横ブレを軽減して転んだ時とかにバックパックが外れるのを防止する。

背負う人の体格や好みに合わせて、最適なフィット感を実現することで、肩への負担を軽減し、荷物の安定性を高めることができる。

ウエストベルトとショルダーストラップのカスタム

CabinZero Military 44Lはウエストベルトが細めなので、長時間の高重量負担にはやや不向き。

重量が10kgを超えてくると肩への負担を感じるので、ウエストベルトとショルダーストラップに市販の黒色のパッドを装着しました。

体へのフィット感が良くなり肩への負担も改善され、体感重量も軽くなりました。見た目もおかしくないと思います。

コンプレッションストラップ

コンプレッションストラップは、バッグ内部の荷物をしっかりと固定し、移動中の揺れを防ぎます。また、荷物が少ない時でも、バッグの形状を整えることで、見た目がスマートになる。

詰める荷物が少ないときに荷物を圧縮・固定するために使用。

特に容量が多い状態でも、ストラップを調整すればバッグの厚みを抑えられるため、機内持ち込みサイズの規定をクリアしやすくなります。

ロードリフターストラップ

バッグの上部を身体に引き寄せることで、長時間の背負いでも安定感が増し、疲労を感じにくくなる。

バックパックの重心を上半身へ移しフィットさせる。

ハンドル

Cabinzero Military 44Lは、両側にハンドルが付いており、片手での持ち運びが非常に便利です。特に混雑した公共交通機関や短距離移動では、バックパックとして背負う以外の選択肢があるのは大きな利点。

上部と左サイドに持ち手

ハンドル部分はしっかりとした作りで耐久性が高く、重量がある荷物も安心して運べます。側面のハンドルは荷物棚への出し入れにも役立ち、利便性が高いと評判です。手持ち用としても快適な設計が施されている点が、多くの利用者から好評を得ています。

背面パネル

クッション性の高い素材で、背中に沿うように形状が調整されており、負担を均等に分散させることで、疲労感を軽減して長時間の使用でも快適さを保てる。

メッシュ素材なので通気性も悪くないです。

PALSウェビングで拡張、色々とぶら下げられる。

前面にはウェビングが付けられているため、さまざまな物を吊るして持ち運ぶことができる。カラビナなどで引っ掛ければ寝袋やヨガマットなどもバックパックの外に吊るす事ができる。

ロッカブルジッパー搭載

メインコンパートメントのみ錠前でロックでき荷物をしっかりと守れる。

耐久性・防水性は？

1000デニールナイロン※という防刃性の高い素材を使用しており、切られて盗まれるという確率が減らせる。

※デニールナイロンの特徴

デニール数	特徴・用途	耐久性
100D	非常に軽量で薄い。アパレル製品や軽量ギア（ウィンドブレーカーやテント内部素材）に使用される。	軽度の耐久性（引き裂きに弱い）
300D	軽量ながらもある程度の耐久性がある。軽量バックパックや日常使いの小型バッグに使用される。	中程度の耐久性
600D	高い耐久性を持ち、アウトドア用バッグやギアに広く採用される。都市部でも人気の素材。	引き裂きや摩耗に強い
1000D	極めて丈夫で、軍用ギアやハイエンドのアウトドアバックパックに使用されることが多い。	防刃性が高く、引き裂きに極めて強い

防水性は無いので市販のレインカバーが必要。

背負い心地は？

7kgぐらいまでは全然軽く背負えます。10kgを超えると辛くなるので工夫が必要。

軽いのはもちろん、背面パッドがしっかりしていて、長時間背負っても疲れにくい。細いですが腰ベルトも付いてるから、重さを分散させてくれるのも嬉しいポイント。

実際に旅行で1ヶ月以上背負い歩き続けたけど、全然問題なかったです。むしろ、これ無しでは旅が成り立たないくらい、無くてはならない存在になりました。

人によって感じ方は違いますが、とにかく背負い心地が快適だから、長時間歩くような旅行や、荷物が多い人にも自信を持っておすすめできます。

軽く感じる荷物の詰め方の例

パッキングする際は、荷物を入れる順番も大切です。旅行や出張で荷物を詰めるとき、少しでも軽く感じたいですよね。

実は、パッキング方法によって体感重量が大きく変わるんです。下記は軽く感じる荷物の詰め方の例です。

豊富なカラーバリエーション

自分のスタイルにぴったりの色を選べる

男女問わず使えるシンプルなデザインで、どんな服装にも合わせやすい。ミリタリーテイストの無骨な雰囲気が、旅の冒険心を掻き立てます。

保証期間と追跡システム

10年保証

公式サイトによれば、Cabinzero military 44の保証期間は10年間です。この期間内に製品に何らかの不具合が発生した場合、メーカーが無償で修理または交換を行ってくれます。

ただし、保証の対象となる不具合や保証の詳細については、公式ウェブサイトや購入時に提供される保証書などで確認することをおすすめします。

Cabinzero公式ページ

追跡システム　OKOBAN

Cabinzero military 44には「okoban」と呼ばれるシステムが搭載されています。okobanは、バックパックに取り付けられた特別な識別子です。

万が一、バックパックを紛失した時でも安心。バックに取り付けられた識別番号を使って、登録サービスを通じてバックの居場所を追跡できます。旅先で大事な荷物を失くす不安もこれで解消！

Cabinzero military 44 と他の人気バックパックを徹底比較

項目	Osprey Farpoint 40	Karrimor Tribute 40	CabinZero Military 44
価格	￥26,400～	￥22,000～	￥18,000～
サイズ	縦:約55cm 幅:約35cm 奥行き:約23cm	縦:約55cm 幅:約32cm 奥行き:約26cm	縦:約52cm 幅:約36cm 奥行き:約19cm
重量	約1580g	約1230g	約1050g
快適性	最高	快適	快適
耐久性	普通	耐久性がある	耐久性が高い
普段使い	キツイ	OK	微妙（36Lなら〇）
カラー	ブラック、ネイビー、グレー、他	ブラック、ネイビー、グレー	ブラック、ネイビー、グリーン、ベージュ、他
収納性	普通	やや小さいかも	大
使いやすさ	普通	最高	普通
旅行適応性	旅行に適している（徒歩移動が楽）	旅行に多用途 (荷物少な目な人)	旅行に適している （容量の余裕がある）
ウエストベルト	あり（太い） 収納可	あり（普通） 収納可	あり（細い） 収納不可
防水カバー	なし	付属	なし
PCスリーブ	16インチ	16インチ	17インチ　やや薄い
体感重量 ※7kg時	軽い	やや軽い	普通
体感重量 ※10kg時	軽い	やや重い	やや重い

Military 44の最大の強みは、

• 「軽量さ」
• 「大容量（44L）」
• 「機内持ち込みサイズ」

という3つの要素を両立している点。

Farpoint 40は重い荷物での背負い心地が最高ですが、本体重量が重く（1.58kg）、価格も高価。

Cabinzero Military 44は、本体の軽さにより、荷物込みの総重量を抑えやすく、特にLCCの厳しい重量制限（7kg）を意識する旅人にとっては、他の追随を許さない選択肢となります。

収納比較

※赤い枠線がまだ荷物を入れられる部分。

まとめ

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あなたの旅を自由に、快適に――Cabinzero Military 44Lの選択で時間もお金も節約！

「準備は面倒くさい」「荷造りに時間をかけたくない」。そんなあなたにCabinzero Military 44Lが最適。

44Lの大容量で、大きく開いてサクッと荷物を詰め込めて、必要なものがすぐに取り出せる。これで、旅の準備もスムーズに、時間の節約ができます！

「完璧なバックパックはそう簡単には見つからない」――Cabinzero Military 44Lは、軽量さ、大容量、耐久性を全て兼ね備えた稀有な存在。市場でも類を見ないバランスを誇る、このバッグを手に入れて、特別な体験をあなたのものに

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Cabinzero Military 44Lを手に入れて、自由な旅を楽しみましょう！