「macpac Gecko 35L(マックパック ゲッコ)」は、背負った瞬間に違いがわかる、本格派バックパック。
「35Lって大きすぎない?」「街中で浮かない?」そんな心配も、スタイリッシュなフォルムがすべて払拭します。
35Lという容量は「通勤や街歩きには大きすぎない?」「旅行には少し小さいんじゃない?」「機内持ち込みできる?」そんな心配は無用。背負えばそのスマートなシルエットに驚くはず。
耐久性抜群のAzTec素材、使い込むほど味わいが増すデザイン、そして普段使いにも旅行にも対応できる機能性。
賢い選択をしたいあなたにぴったりな、一生モノのバックパックになるでしょう。
■この記事がオススメの方
- 「普段使いできるアウトドアリュックが知りたい」
- 「旅行にも使える機内持ち込みリュックが欲しい」
- 「丈夫で長く使えるバックパックを探している」
macpac Gecko 35 基本スペックと特徴

macpac Gecko 35Lは、ニュージーランド発のバックパックブランド「macpac」が手掛ける、タウンユースから本格トレッキングまでカバーする万能モデル。
- 容量:35L
- 重量:約1060g(体感ではとても軽快)
- サイズ:縦約58cm × 横約29.5cm × 奥行き約14.5cm(一般的な35Lモデルよりスリム)
「大きすぎて持て余すかも」という不安は不要。普段使いにも無理なくフィットする絶妙な容量。
普段使いにも映えるデザイン
一見すると「35Lは大きすぎるかな?」と思われがちですが、背負ったシルエットは驚くほどスマート。通勤や街歩きでも「浮かない」絶妙なデザイン&サイズ感。


「アウトドア用って街では浮かない?」と気にしている方も、このデザインなら問題なし。
むしろ「それどこの?」と聞かれるかもしれません。

バックパック選ぶとき、見た目って重要だよな?

アウトドア感出しすぎず、都会にも馴染むってやつね
macpac Gecko 35 は機内持ち込み可能なサイズ?
「機内持ち込みできなかったら困るな…」と不安に思う方も、このバックパックならその心配は無用です。
多くの航空会社の機内持ち込みサイズ規定(3辺合計115cm以内)をクリア。

合計が115cm以内

58+29.5+14.5=102cm
115㎝以内ならどんな形状でもOKというわけではなく、航空会社ごとにそれぞれ寸法の最大サイズも定められています。
重量制限は一般的には7kgですが、5kgや10kgなど、航空会社によって様々です。

ふーん…ちょっと大きいように見えるけど?
実際、公式スペックによると高さ58cmと、一般的な航空会社の「55cm以内」規定よりわずかにオーバーしています。
「えっ、これ持ち込めないのでは…?」
そんな不安、よくわかります。
ソフトタイプのGecko 35はハードケースのスーツケースと違い、
- つぶせば問題ない
- 柔軟性があるため「検査ボックス」にも収まりやすい
- 荷物量によって高さが多少変わる
実際、フレームが入っている部分は50cm程度。縦方向にパンパンに荷物を詰めないかぎり、自然に規定サイズ内に収まります。

実際に、バックパックスタイルでは多少のオーバーは寛容に見てもらえるケースが多い。

ハードケースと違って、多少オーバーでも押し込めば入る
以下に、日本発および主要航空会社の機内持ち込みのサイズ制限を統合した表を示します
アジア
航空会社 (公式サイト) | 最大サイズ (縦 x 幅 x 奥行き) | 最大重量制限 |
---|---|---|
日本航空(JAL) | 座席数100席以上 55cm x 40cm x 25cm 座席数100席未満 (3辺の合計100cm以内) 45cm × 35cm × 20cm | 10kg |
全日本空輸(ANA) | 座席数100席以上 55cm x 40cm x 25cm 座席数100席未満 (3辺の合計100cm以内) 45cm × 35cm × 20cm | 10kg |
ピーチ | 55cm x 40cm x 25cm | 7kg |
スターフライヤー | 55cm x 40cm x 25cm | 10kg |
スカイマーク | 55cm x 40cm x 25cm | 10kg |
ジェットスター | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
チェジュ航空 | 55cm x 40cm x 20cm | 10kg |
春秋航空 | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
タイガーエアー台湾 | 54cm x 38cm x 23cm | 10kg |
シンガポール航空 | 1個あたりの縦・横・高さの合計が115cm以内 | 7kg |
スクート | 54cm x 38cm x 23cm | 10kg |
エアアジア | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
ZIPAIR | 55cm x 40cm x 25cm | 7kg |
ベトジェットエア | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
エアインディア | 55cm x 40cm x 25cm | 7kg |
タイ国際航空 | 56cm x 45cm x 25cm | 7kg |
キャセイパシフィック航空 | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
エティハド航空 | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
北米・中東
航空会社 (公式サイト) | 最大サイズ (縦 x 幅 x 奥行き) | 最大重量制限 |
---|---|---|
デルタ航空 | 56cm × 35cm × 23cm | 不明 |
アメリカン航空 | 56cm × 36cm × 23cm | 不明 |
ハワイアン航空 | 55.9cm x 35.6cm x 22.9cm | 11.5kg |
エア・カナダ | 55cm x 40cm x 20cm | 不明 |
ユナイテッド航空 | 56cm x 35cm x 23cm | 不明 |
カタール航空 | 50cm x 37cm x 25cm | 7kg |
エミレーツ航空 | 55cm x 38cm x 22cm | 7kg |
欧州
航空会社 (公式サイト) | 最大サイズ (縦 x 幅 x 奥行き) | 最大重量制限 |
---|---|---|
ブリティッシュ・エアウェイズ | 56cm × 45cm × 25cm | 23kg |
KLMオランダ航空 | 55cm × 35cm × 25cm | 12kg |
エールフランス | 55cm x 35cm x 25cm | 12~18kg |
アリタリア-イタリア航空 | 55cm x 35cm x 25cm | 8kg |
オーストリア航空 | 55cm x 40cm x 23cm | 8kg |
スイスエアラインズ | 55cm x 40cm x 23cm | 8kg |
ルフトハンザ航空 | 55cm x 40cm x 23cm | 8kg |
ライアンエアー | 40cm x 25cm x 20cm(無料) 55cm x 40cm x 20cm(有料) | 不明 10kg |
※航空会社によって細かい制限や規定が異なる場合がありますので、実際の旅行前に各航空会社の公式ウェブサイトやご予約時の案内をご確認ください。
macpac Gecko 35の収納|使いやすさと大容量を両立
macpac Gecko は、アウトドアから日常使いまで幅広く対応するバックパック。その収納機能を部位ごとに詳しくご紹介します。
メイン収納
35Lの大容量を持つメインコンパートメントは、雨蓋式・ドローコードにより開閉が容易です。また、ハイドレーション対応の背面スリーブが備わっており、ノートパソコンやタブレットの収納も可能。


「35Lって、さすがに旅行には小さいんじゃ…」と思うかもしれませんが、ドローコードの場合実際の35Lの容量より荷物を多く入れる事が可能 (実際40Lと大して変わらない) ので、実際に詰めてみると「これで十分」


PCの収納
PCスリーブではありませんが、ハイドレーションスリーブ(水袋を入れるスペース)がありそこに入れられます。このスペースは、伸縮性はありますが、クッション性は全くありませんので、PCはケースに入れる事を推奨します。


見やすいようにPCの上部を出しているが、実際は全部入る。
トップリッド(雨蓋)ポケット
雨蓋部分にはジッパー付きのポケットがあり、頻繁に取り出す物を収納するのに便利。ジッパーが後頭部側に配置されているため、防犯性も高まっています。



ジッパーが後ろ側って、開けにくそうじゃない?急いでるときとか面倒そう…

でもそのぶん、スリとかに狙われにくい。海外旅行とか電車通勤でも安心感がある。
サイドポケット
高さ約50cmのサイドポケットはファスナー付きで、ペットボトルや折りたたみ傘、レインウェアなどの収納に適しています。取り出しやすさと容量の大きさが特徴。小さめの三脚なら問題なく入る。

Macpac Gecko 35 の 「AzTec 素材」とは?
Macpacの代名詞ともいえる「AzTec」を採用。これは、コットンとポリエステルの混紡糸した独自素材
引用:macpac
AzTec® PREMIUM CANVAS
耐久性のある長繊維コットンと腐食や摩擦に強いポリエステルを独自の技術で混紡し、撚り合わせ、固く撚り上げることで、とても堅牢な生地を実現しています。
特殊なワックス液を繊維の中まで染み込ませることで水の浸入を抑え、またコットンが水に濡れ膨張することで、繊維間の隙間を埋めて、さらにその性能を高めます。
「ハードな環境だとすぐボロボロになりそう」と不安な人も安心。ガシガシ使えるタフさと、経年変化でさらに味わいが増すため、使い込むほど愛着がわく相棒になるでしょう。
フィット感抜群!macpac Gecko のストラップ類
Macpac Gecko 35Lの快適さを語るうえで、見逃せないのがストラップ類の設計。背負った瞬間のフィット感から、長時間の移動でも疲れにくい構造まで、細部にまでこだわりが光ります。


ショルダーストラップとチェストストラップ
ショルダーストラップは、幅と厚さは普通だがパッド入りで快適なフィット感。

可動式のチェストストラップは調整がしやすい。
ウエストベルト
ウエストベルトは取り外し可能。細いですが、長時間の使用でも疲れにくい設計。



Gecko 35のいいところは、シーンに合わせてウエストベルトが外せるってとこ。

旅先で荷物が重い時は腰で支えて快適に、街中では外してスマートに!
ポールループ・コンプレッションストラップ
フロントにはポールループとコンプレッションストラップがあり、トレッキングポールなどの取り付けが可能。

背面パネル
クッション性の高い素材で、背中に沿うように形状が調整されており、背負い心地も良い。

メッシュ素材なので通気性も悪くない。特に、長時間のトレッキングや旅行中でも背中のムレを感じにくい。
背負い心地|Macpac Gecko 35L ゲッコの実力は?
「長時間背負ったら肩や腰が痛くならない?」と不安な方も安心してください。ショルダー部分は厚みと柔らかさのバランスが絶妙で、フィット感にも良い。
背面には、蒸れにくいメッシュ構造が採用されて通気性に優れ、暑い季節でも背中が汗でベタつくストレスを大幅に軽減。
身体への負担を最小限に抑え、長時間の移動も快適にサポート。
重さによる体感|7kgと10kgで検証

長時間背負ったら肩や腰が痛くならないかな?

背負うだけで、自分の足でどこまででも行ける気になる…ってのが、本物だ。
Macpac Geckoは、軽量な荷物なら軽やかに、やや重めの荷物でも調整次第で快適な背負い心地を実現してくれるバックパック。
マチが小さいので必然的に背中に重心が寄るので負担が少ない。
7kg時
驚くほど軽快な背負い心地
約7kgの荷物を詰めた状態でも、驚くほど軽やか。バックパック全体のコンパクトな作りと、ショルダーストラップのフィット感のおかげで、荷物の重さを感じにくい。
長距離の徒歩移動でも「まだまだいける!」と感じられるフィット感で、肩の痛みもほとんどなし。街歩きはもちろん、ハイキングや短期旅行にもぴったり。
10kg時
工夫次第で快適
10kg時は意外に軽かった。
ショルダーストラップもウエストベルトも細めですが、このバックの形状の特徴(マチが小さいので必然的に背中に重心が寄るので負担が少ない。)もあり、パッキング方法を工夫すれば、体への負担を軽減可能。


背面パネルには適度なパッドが施されており、背中への圧力を柔らかく吸収・分散してくれるのも高評価ポイント。
軽く感じる荷物の詰め方の例
パッキングする際は、荷物を入れる順番も大切です。旅行や出張で荷物を詰めるとき、少しでも軽く感じたいですよね。
実は、パッキング方法によって体感重量が大きく変わるんです。下記は軽く感じる荷物の詰め方の例です。

- 重たいものは背中に近い上部へ
一番重いものは、リュックの背中に近い上部に入れましょう。肩にかかる負担が軽減され、長時間背負っても疲れにくくなります。具体的には、ノートパソコン、充電器、書籍などが入ります。 - 軽いものは外側や下部へ
軽いものは、リュックの外側や下部に入れましょう。こうすることで、重心が分散され、全体的に軽く感じられます。具体的には、着替え、タオル、洗面用具などが入ります。 - 隙間を埋める
荷物の間に隙間があると、荷物が中で動き回って重く感じやすくなります。隙間を埋めるように、靴下やTシャツなどを丸めて詰めましょう。
パッキングはしやすいの?
衣類、ガジェット類、洗面用品、その他の必需品をどれだけ収納できるか検証。

自分の場合の約1か月分の荷物
マチが小さいので、縦に入れていく。
雨蓋付きドローコード式バックパックは、上部からのアクセスが主となるため、荷物の配置や取り出しやすさを意識したパッキングが重要。


問題なく全部入りました。限界まで入れるなら、あと10L程は入りそうです。
荷物が少なめの方なら35Lの容量があれば、これ一つで問題なく海外旅行にも対応できるでしょう。
機内持ち込みにも対応しているサイズなので、荷物の心配をすることなく旅を楽しめます。
まとめ おすすめポイント・残念なポイント
macpac Gecko 35は、シンプルながらも実用的な収納機能を備えています。大容量メイン収納に加え、トップリッドやサイドの各ポケットが効果的に配置されており、荷物の整理がしやすい設計。
また、ポールループやコンプレッションストラップなど、アウトドアでの使用を考慮した機能も充実しています。日常使いから登山、旅行まで、幅広いシーンで活躍するバックパックと言えるでしょう。
おすすめポイント
- 多用途性
日常使いから低山トレッキング、短期旅行まで幅広く対応可能です。 - 実際の容量より荷物が入る
ドローコードの場合実際の35Lの容量より荷物を多く入れる事が可能。(実際40Lと変わらない) - 普段使いにも適したデザイン
クラシックなデザインは、アウトドアだけでなく、日常の使用にもマッチします。 - 機内持ち込み可能なサイズ
35Lの容量で、短期旅行や出張にも最適です。 - 取り外し可能なウエストベルト
用途に応じてウエストベルトを取り外せるため、柔軟な使い方が可能です。
残念なポイント
- 内部の仕切りが少ない
シンプルな構造のため、荷物の整理には工夫が求められます。 - セキュリティー不足
南京錠がかけられないので、海外旅行等に使用する場合は貴重品の管理に注意する。
どんなシーンでも活躍できる万能バックパック
Macpac Gecko 35Lは、シンプルなデザインと高い機能性を求める方におすすめの一品です。アウトドア活動だけでなく、日常使いや旅行にも適したバックパック。
最初に感じるかもしれない「サイズが大きすぎるかも」「街で浮かないか心配」といった不安も、実際に使えば全然気にならなくなる。
「長く愛せる、本当にいいバックパックが欲しい」
そんなあなたに、心からおすすめできる逸品。