【Matador Beast 28】軽量で機能性に優れたテクニカルバックパックのレビュー

おい、この マタドール ビースト28 ってヤツめちゃめちゃ俺好みだぜ。

・・・ビースト?


アメリカのMatadorが作った28Lのテクニカルバックパックだぜ。超軽量でわずか680gなんだ。登山向けのバックパックとして開発されたけど、実は旅行にもピッタリなんだ。

なんでそんなに軽いのよ。それに、登山用バックパックなのに旅行に使えるの?

その軽さがいいんだよ、荷物預け入れいらずで機内に持ち込める。それに、フレームサスペンションシステムが身体にジャストフィットして長時間でも楽ちんなんだ。登山だけでなく、旅行にもってこいのやつだろ?

ふーん・・興味あるわ。
詳しく教えてよ。
- 重いバックパックを背負って長時間歩くのが苦痛な方
- 荷物のコンパクトさ、快適な背負い心地を両立したい方
- ミニマリストな旅行者
Matador Beast 28とは?
Matadorは、アメリカのアウトドアブランド
「世界で最も使いやすい、携帯性の高いアドベンチャーアイテムをデザインする」ことをミッションに掲げています。優れたカット技法と施工技術、そして独創的なアイデアによって、軽量でパッカブルなトラベルギアやアウトドアギアを開発しています。


Beast 28は重量はわずか680gと、一般的な登山用バックパックの半分以下。
また、柔軟なフレームにより、身体にしっかりとフィットし、長時間の歩行でも快適に背負うことができます。
さらに、複数の収納スペースがあり、荷物を整理して収納できる。
本来は登山用だが、旅行にも使える
本来は登山用に開発されたバックパックですが、その軽量さと機能性の高さから、旅行にも使えると評判。
例えば
- 重量はわずか680gなので機内持ち込みの規定サイズ内(7kg以下)に収まりやすく、飛行機の荷物預け入れの手間が省けます。
- 複数の収納スペースがあり、荷物を整理して収納できるので、旅行の荷造りが楽になります。
- 軽量のため、移動の際に楽に持ち運ぶことができる。
このように登山だけでなく、旅行にも活躍できる万能なバックパックです。
スペック
容量 | 28L |
重量 | 680g |
素材 | 210D Robicナイロン |
サイズ | 55.9cm(縦)×27.9cm(横)×17.8cm(奥行き) (収納時サイズ:22.9cm×22.9cm×8.9cm) |
カラー | チャコール |
機能
トップハンドル

ショルダーストラップの上のあるやや小さめの持ち手。
ショルダー・チェストベルト

ショルダーベルトの厚さは薄いです。チェストベルトは伸縮性のあるタイプ。
ウエストベルト(取り外し可能)


ウエストベルトは取り外し可能で幅は広め、厚さは一般的な登山ザックと比べると薄めですが、しっかりと骨盤を包んでホールドして肩への負担を軽減します。

普段使いもできるわね。
バックパネル

通気性の高いメッシュ素材を使用したショルダーストラップとバックパネル
背負い心地

重量680gで楽に背負えるストラップ類も備わっていて、かなり快適だぜ。


背中に隙間なくフィットするわね。
Matador Beast 28のフレームは、身体の動きに合わせてしなやかに曲がります。
そのため、荷物が重くても、身体にぴったりフィットして、背負いやすい。
長時間歩いても、背中の負担が少なく、快適に歩き続けることができます。
縦に長いのでウエストベルトが骨盤にキッチリ合わせやすいです。
収納
Matador Beast 28にはの4つの収納スペースがあります。
メインコンパートメント

メインコンパートメントは、大きめの荷物を収納するのに適しています。ファスナーは片側だけが大きく開くアンシンメトリータイプです。
フロントポケット

フロントポケットは二層構造になっていて、全体の高さの8割ぐらいの深さがあり、メインコンパートメントを満タンに詰めても干渉しずらい構造になっている。

もう一つは、上部にすぐに取り出したい物をいれるトップポケットがあります。
サイドポケット(内部)

内部の左側にのみ付いている。容量は約タバコの箱2個分、キーストラップが付いている。
サイドポケット(外部)

両サイドにポケット、水筒やペットボトルなどを収納するのに適しています。中に荷物が満タンに入っていると、入れずらいです。コンプレッションストラップは両サイドに1本ずつ付いています。
ウエストベルトポケット

ウエストベルトポケットは両方に付いています。すぐに取り出したい物を収納するのに便利。
外部に取付




ノートパソコンの収納

Matador Beast 28には、PCスリーブではありませんが、ハイドレーションスリーブ(水袋を入れるスペース)がありそこに入れられる。このスペースは、伸縮性はありますが、クッション性は全くありませんので、PCはケースに入れる事を推奨します。

15.6インチのPCは半分ぐらいまでしか入りませんでしたので、あきらめて上に置くことにしました。試してないですがこのスペースに収めたいならおそらく13インチが限界でしょう。
また、この収納スペースには、開閉できるストラップが付いているため、大切なノートパソコンを誤って落とす心配もありません。

おい、ギリギリ入らねーよ。

何とか工夫しなさいよ。

ハイドレーションスリーブに入れなければ、15.6インチをケースに入れて横幅ギリギリで入りました。
セキュリティー


登山用なのでロッカブルジッパーは付いていません。無理やり錠前を掛けられるようにしたとしても、ポテチ開けで簡単に開けられますので、旅行等に使う場合は貴重品は内部ではなく、ホテル等のセキュリティーBOXなどに収納することをおすすめします。
ポケッタブル
さらに小さく折り畳んで持ち運ぶことも可能なのでサブバックとしても使えます。
∞の形に曲がる特殊なフレーム

海外旅行に使う場合のパッキング
Matador Beast 28は軽量なので、機内持ち込みの規定サイズ内(7kg以下)に収まりやすい為、海外旅行にもおすすめです。
しかし、28Lという容量は、海外旅行で必要な荷物をすべて収納するには少し小さいかもしれません。
容量を最大限に活かすためには、荷物をコンパクトに収納することが大切。
そのため、パッキングの際には、以下の点に注意するとよいでしょう。
- 荷物の量を最小限に抑える
海外旅行では、現地で購入できるものも多いので、不要な荷物は持ち込まないようにしましょう。 - 荷物の余白をなくしてコンパクトに収納する
例えば、衣類等の柔らかいもので隙間を埋める。 - 荷物を整理して収納する
荷物を整理して収納することで、必要なものをすぐに取り出すことができ、荷物の出し入れがしやすくなります。

バックパック内の余白を無くすのがポイントね!
もちろん、これはあくまでも一例ですので、自分の荷物の量や内容に合わせて、適宜調整してください。
縦に長く横幅が狭い
いつもはOsprey Farpoint 40Lを使用していたので、最初Matador Beast 28の現物を見たときは幅がかなり狭いなと思いました。高さは同じなんですけどね。




縦に長いのでパッキングを考えなきゃな。





意外に全部入りました。ポーチ等を使わずに、ジップロック等で細かく分ければさらに詰め込めるでしょう。
ミニマリスト向け
Matador Beast 28は、ミニマリストや荷物が少なめの方なら、海外旅行にも問題なく使えるバックパックだと思いました。
- 軽量でコンパクト
荷物を最小限に抑えたミニマリストにとって、軽量でコンパクトなバックパックは、持ち運びが楽で、かさばりません。 - 機能性
荷物を整理して収納でき、必要なものをすぐに取り出すことができる。さらに柔らかいフレームや、ウエストベルト等の快適に背負える機能も備わっています。 - デザイン
カラーも黒っぽいシンプルなデザインで、どんなシーンにも合わせやすく、長く愛用することができます。
機内持ち込み可の規定に適合しているか?
一般的にエコノミークラスの場合、機内持ち込み手荷物は、縦+幅+奥行きの合計が115cm以内となっています。115㎝以内ならどんな形状でもOKというわけではなく、航空会社ごとにそれぞれ寸法の最大サイズも定められています。


※航空会社によっては、機内持ち込み可能なバックパックのサイズ制限が厳格になっている場合があります。そのため、搭乗する航空会社の規定を必ず確認するようにしましょう。
アジア
航空会社 (公式サイト) | 最大サイズ (縦 x 幅 x 奥行き) | 最大重量制限 |
---|---|---|
日本航空(JAL) | 座席数100席以上 55cm x 40cm x 25cm 座席数100席未満 (3辺の合計100cm以内) 45cm × 35cm × 20cm | 10kg |
全日本空輸(ANA) | 座席数100席以上 55cm x 40cm x 25cm 座席数100席未満 (3辺の合計100cm以内) 45cm × 35cm × 20cm | 10kg |
ピーチ | 55cm x 40cm x 25cm | 7kg |
スターフライヤー | 55cm x 40cm x 25cm | 10kg |
スカイマーク | 55cm x 40cm x 25cm | 10kg |
ジェットスター | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
チェジュ航空 | 55cm x 40cm x 20cm | 10kg |
春秋航空 | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
タイガーエアー台湾 | 54cm x 38cm x 23cm | 10kg |
シンガポール航空 | 1個あたりの縦・横・高さの合計が115cm以内 | 7kg |
スクート | 54cm x 38cm x 23cm | 10kg |
エアアジア | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
ZIPAIR | 55cm x 40cm x 25cm | 7kg |
ベトジェットエア | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
エアインディア | 55cm x 40cm x 20cm | 7kg |
タイ国際航空 | 56cm x 45cm x 25cm | 7kg |
キャセイパシフィック航空 | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
エティハド航空 | 56cm x 36cm x 23cm | 7kg |
北米・中東
航空会社 (公式サイト) | 最大サイズ (縦 x 幅 x 奥行き) | 最大重量制限 |
---|---|---|
デルタ航空 | 56cm × 35cm × 23cm | 不明 |
アメリカン航空 | 56cm × 36cm × 23cm | 不明 |
ハワイアン航空 | 55.9cm x 35.6cm x 22.9cm | 11.5kg |
エア・カナダ | 55cm x 40cm x 23cm | 不明 |
ユナイテッド航空 | 56cm x 35cm x 23cm | 不明 |
カタール航空 | 50cm x 37cm x 25cm | 7kg |
エミレーツ航空 | 55cm x 38cm x 22cm | 7kg |
欧州
航空会社 (公式サイト) | 最大サイズ (縦 x 幅 x 奥行き) | 最大重量制限 |
---|---|---|
ブリティッシュ・エアウェイズ | 56cm × 45cm × 25cm | 23kg |
KLMオランダ航空 | 55cm × 35cm × 25cm | 12kg |
エールフランス | 55cm x 35cm x 25cm | 12~18kg |
アリタリア-イタリア航空 | 55cm x 35cm x 25cm | 8kg |
オーストリア航空 | 55cm x 40cm x 23cm | 8kg |
スイスエアラインズ | 55cm x 40cm x 23cm | 8kg |
ルフトハンザ航空 | 55cm x 40cm x 23cm | 8kg |
ライアンエアー | 40cm x 25cm x 20cm(無料) 55cm x 40cm x 20cm(有料) | 不明 10kg |
※航空会社によって細かい制限や規定が異なる場合がありますので、実際の旅行前に各航空会社の公式ウェブサイトやご予約時の案内をご確認ください。以上の情報は一般的な目安としてご参考ください。
まとめ
おすすめポイント
- 場所を選ばないデザイン、普段使い、旅行、登山と多様
- ウエストベルトが着脱可
- 超軽量680gで快適に背負える機能がある
- ポケッタブルなのでサブバックとして持ち歩ける
残念なポイント
- あと3cm横幅があれば使い勝手が格段に良くなると思った。
- 薄手の生地を使用しているため、過度の摩擦には弱い
- 28Lという容量にしては値段が高め
Matador Beast 28は、軽量かつ機能性抜群で、身軽に旅したいミニマリストや、アウトドアでの持ち運びを楽にしたい方にぴったり。登山やハイキングなど、多用途に活躍できる万能バックパックです。